
産官学の広報担当者60人が「危機管理広報」学ぶ 【千葉県広報研究会<メインセッションvol.3>開催レポート】
千葉県広報研究会は2026年2月19日(木)、全体セミナー<メインセッションvol.3>を千葉商工会議所第1ホールで開催しました。千葉県内で活動する産官学の広報担当者60人が一堂に集い、「危機管理広報」のノウハウを学びました。活発な情報交換が行われたセミナーの様子をレポートします。
◆多様な広報人材が活躍する研究会コミュニティ目指す
千葉県広報研究会の<メインセッション>シリーズは、千葉の広報担当者が一堂に集まる機会として、夏と冬の年2回のペースで開催しています。今回の<メインセッションvol.3>には、産官学の広報担当者60人が参加しました。
開会あいさつで、千葉県広報研究会の松本祥彦会長代理(千葉日報デジタル社長)は次のように述べ、研究会コミュニティのさらなる充実を宣言しました。
「広報人材育成を手掛ける株式会社ハッシン会議との連携に続き、昨年11月以降、プロデューサーとコミュニティマネージャーのポジションを新設し、千葉日報グループにとどまらず、多様な外部広報人材とともに研究会を運営する体制が整いつつあります。
これまでは「学び」に軸足を置いたイベントが中心でしたが、「交流」にも一層力を入れ、新年交流会やランチミーティングを企画しております。
今後は、プロデューサーやコミュニティマネージャーの知見を生かしながら、会員の皆さまが抱える本質的な広報課題の解決につながる学びと交流の機会を、さらに充実させていきたいと考えております」
◆「危機管理広報」そして「ポジティブな情報発信」の重要性を解説
基調講演には、SOMPOリスクマネジメント株式会社・上級コンサルタントの早坂豪氏が登壇。「企業ダメージを抑え<新たな価値創造>へ ~迅速初動の危機管理広報と乗り越えるためのポジティブな発信とは~」をテーマに、危機管理広報の重要性を解説しました。
早坂氏は、「不祥事や炎上などの危機が起きた場合、初動が遅れることでその企業や自治体に対して社会的な不信感が増す」と指摘した上で、「危機を的確に把握して、対外的に情報発信することでダメージを最小限に抑えるのが危機管理広報」と位置づけました。
続けて、こうした危機管理広報の具体的な活動や注意すべきポイント、初動対応としてどのような事前準備と実際の対応が必要か、などを細かく解説。さらに、近年「SNS炎上」などのデジタルツールに関連した危機も増えていることにも触れ、そもそも炎上しないための予防策や、炎上した場合でも被害が広がらないようにするノウハウなどを伝えました。
※千葉県広報研究会の会員にご登録いただきますと、当日の基調講演の模様を収めた動画アーカイブをご覧いただけます。登録は無料ですので会員登録をぜひご検討ください。
【会員登録(無料)はこちら】https://chibakoho.jp/join/

◆第2回「広報優秀事業者表彰」大賞に株式会社TOAシブル、unodue株式会社
基調講演に続き、第2回「広報優秀事業者表彰」の表彰式が行われました。第2回大賞には、株式会社TOAシブル、unodue株式会社の2社が選ばれ、松本会長代理より記念の表彰状が贈られました。
広報優秀事業者表彰は、広報活動に積極的かつ先駆的に取り組み優れた成果を上げた方、または今後の魅力的な広報が期待される方を表彰する制度です。広報に従事する方々の士気を高めることで、千葉県内における広報活動のさらなる発展を目指そうと、千葉県広報研究会が運営・選考を行っています。
2社の受賞理由は以下の通りです。
<株式会社TOAシブル>
社名変更やホームページリニューアル等のリブランディング活動を通して自社ブランドの価値向上・発信に積極的であるとともに、その一環で農業や養蜂等の環境啓発活動を活発化させ、今後のより魅力的な広報PRが期待されるため。
<unodue株式会社>
特定外来生物「キョン」のペットフード化事業を、プレスリリースやビジネスイベント等で積極的に発信し、複数のメディア取材を獲得するなど事業の認知度向上に成功。地域課題解決に広報PRの力を活用し、話題性を高めた取り組みが他の模範となるため。

◆プレスリリース相談ブース開設、実践的なリリース活用をアドバイス
最後に、研究会事務局を務める株式会社千葉日報デジタルから、これまでの活動報告と今後の活動予定が案内されました。
主な案内は以下の通り。
◆3/12(木)広報担当者向けマーケティングセミナー開催 https://chibakoho.jp/recruiting/806/
◆千葉県広報研究会:公式X開設 https://x.com/chibakoho
◆「広報よろず相談」スタート https://chibakoho.jp/info/812/
◆千葉県広報研究会にプロデューサー/コミュニティマネージャー新設
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000102.000075250.html
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000111.000075250.html

後半は会員同士の交流会が行われ、講師の早坂氏との名刺交換や会員同士での意見交換などが活発に行われました。
また、プレスリリース配信サービス「PR TIMES」の担当者によるプレスリリース相談ブースも開設されました。1組10分という限られた時間ながら、相談ブースに参加した広報担当者は熱心にリリースの有効活用法などのアドバイスを聞いていました。
参加者同士の活発な交流で幕を閉じた<メインセッションvol.3>。千葉県広報研究会では今後も、専門家を招いたセミナーやワークショップ、会員同士の交流会などを企画していく予定です。
