
自治体広報担当者40人が課題を共有【<自治体広報部キックオフミーティング>開催レポート】
千葉県広報研究会は2026年1月29日、自治体広報部の発足に伴うキックオフミーティングを開催しました。本記事では、イベントの一部を開催レポートとしてお伝えします。
共催の千葉市役所で開かれたキックオフミーティングには、千葉県内の自治体広報担当者約40人が参加しました。会の冒頭、主催の千葉県広報研究会の中島悠平事務局長があいさつに立ちました。
「自治体広報部の設立にあたり、私たちの狙いは、いきなり個別の課題解決を目指すのではなく、まず自治体間に“横串を刺す”コミュニティを形成することにあります。この場を通じて、広報に関する日頃の課題や悩みを率直に共有し、互いに共感を深め、さらには「うちではこうやっている」といった実践的なノウハウを共有し合えるような場にしていきたいと考えております。
本日がキックオフですが、これからこのコミュニティをどのように発展させていくかは、皆さんが主役です。私たちが一方的に方向性を示すのではなく、参加者の皆さんが活発に議論し、この会を「自走する組織」へと育てていくことが私の理想です。本日のこの時間が、皆さまにとって有意義であり、そして未来へと繋がるきっかけとなることを心から願っております。どうぞよろしくお願いいたします。」

続いて、君津市で11年間広報業務を担当してきた坂井翔氏が「ボトムアップによる広報紙リニューアルと内製化を通じて感じたこと」をテーマに講演を行いました。坂井氏は、君津市のマスコットキャラクター「きみぴょん」のプロモーション活動や、広報紙リニューアルの経緯など、10年以上にわたる自身の広報業務経験を振り返った上で、自治体広報の魅力を以下のように語りました。
「10年以上広報の現場にいますが、「どうすれば相手に情報がうまく伝わるのか」を考えることが、私のライフワークになっています。広報の仕事って、本当に奥が深いんです。企画から取材、撮影、編集まで、全部を一人でこなすプロデューサーであり、ディレクターでもある。これって、担当者の裁量でいろんなことができる、ものすごく魅力的な点だと思うんです。
また、自治体の広報だからこそ、住民の皆さんの暮らしに関わること全てが取材対象になるんです。健康福祉や子育てはもちろん、インフラ整備の話から、やりようによっては地元のエンタメまで、幅広くテーマを見つけられます。そして何よりも、この仕事を通して自分自身が技術的にも人間的にも大きく成長できる。これが、私が広報に携わる大きな喜びですね。」
キックオフミーティングの後半では、参加者が班ごとに分かれ、それぞれの自治体で抱える広報課題を洗い出す作業を行いました。続いて、それぞれの広報課題に坂井氏、進行役を務めた袖ケ浦市秘書広報課の柿本健氏がコメントしつつ、参加者ともディスカッションしながら課題感を共有しました。個々の自治体で感じていた課題が意外に共通するものだったことが分かると、参加者からは同意したり、納得したりと「共感」の姿が見られました。
キックオフミーティングでは、まず「広報課題を洗い出す」ことを目的に交流を進めましたが、今後の自治体広報部では、それらの広報課題に対し、具体的にどのような解決策を取っていったら良いかを一緒に学んでいく予定です。
千葉県広報研究会<自治体広報部キックオフミーティング>の開催概要はこちらからご確認いただけます。
https://chibakoho.jp/recruiting/741/